皆さん、こんにちは!ダイレクトチャイナをご愛読いただきまして誠にありがとうございます。
今回は成長し続ける化粧品市場について解説していきたいと思います。以前のレポートで、中国の貿易輸入額が日本の3倍以上であったことからも中国が秘める可能性の大きさを感じていただけたと思います。今回はそこからさらに踏み込んで、中国の化粧品市場について詳しく解説します。
■概観と規模
市場調査会社Euromonitorの調査によると、中国の化粧品の市場規模は2011年から2020年までの10年間で331.8億ドルから732億ドル(約9兆8,117億円)に増加し、年平均およそ9.22%増加という驚異的な数値をたたき出しています。2021年には、中国の化粧品市場規模は811億ドルに達し、世界第2位の化粧品消費大国となりました。
以下の表は日中の化粧品市場(2019年)における製品カテゴリーの内訳を示しています。
出典:化粧品産業ビジョン検討会の資料を基に作成
出典:化粧品産業ビジョン検討会の資料を基に作成
上記の表からわかるように、中国の化粧品市場の内訳はスキンケアが65%を占めており、その市場規模は約363億USDにも上ります。これは日本の化粧品全体の市場規模(350億USD)を超える額に当たります。このことからも、中国のスキンケアの市場規模は大変大きいことがわかります。
■中国化粧品輸入額の推移
では、続いて中国に化粧品がどのくらい輸入されているのか見てみましょう。
以下の表は、2015年~2022年の中国化粧品輸入額を示しています。
出典:中国税関総署の資料を基に前瞻産業研究院が作成
中国語の資料になりますが、棒グラフの輸入金額に注目していただきたいです。
2021年まで、順調に成長していることがわかります。また、2022年は若干下がっていますが、それでも約150億元(約2兆940億円)と非常に大きな市場があるといえるでしょう。
輸入額が減少した原因として、中国政府が化粧品に関する条例を30年ぶり改定し、それに対応ができず、輸出を一時中断した企業があることも想定されます。改定された内容に関しましても、レポートにしていますので是非合わせてご覧ください。
■輸入化粧品の国別構成
次に中国が化粧品をどの国から輸入しているのかを見ていきましょう。
以下の表は、中国が輸入している化粧品の国別構成比を示しています。
出典:化粧品産業ビジョン検討会の資料を基に作成
上記の表からまずお分かりになる通り、中国の化粧品輸入相手の第一位は日本です。
中国市場が日本の製品を非常に求めていることが伝わります。また、化粧品輸入の約86%が上位5ヵ国で成り立っているもの特徴です。これは上位5ヵ国の製品は中国市場で非常に人気が高く、爆売れのチャンスを秘めているといえます。
中国は政府による規制が厳しいイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実際は、日本の商品を多く受け入れていることがわかります。
■最後に
今回のレポートでは中国の化粧品市場について解説しましたが、いかがでしたでょうか。
中国の化粧品市場はとても大きく、加えて日本製品のニーズが高いことがご理解いただけましでしょう。中国市場に挑戦したい方、市場があるのは理解したが自社製品は中国で人気が出るのか不安な方には、まず商品力検証をすることをお勧めします。
ダイレクトチャイナは、さまざまな商材に関して中国での商品力検証を行ってきた実績がありますのでお気軽にお問合せください。ぜひ一緒に中国市場に挑戦しましょう!
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